すぐそこにある異郷

 先週自宅のエアコンが故障して、すぐに修理を依頼したのですが、来てくれるのは1週間後ということで頭を抱えました。それでも最初はなんとか頑張ったのですが、あまりに暑くてぼうっとしてきたため、ついに自宅近くのビジネスホテルに避難することにしました。ホテルは自宅から徒歩で約25分、駅を挟んだ反対側にあり、用がないので今までほとんど行ったことのない地区にあります。キャリーバッグに本、パソコン、着替えなどを詰めてたどり着きました。フロント担当は若い外国人女性(おそらく中国人)でした。部屋は狭いけれど清潔で、エアコンもきいて快適でした。夕食はホテルの1階、インド料理店でとってみました。午後6時でお客は私だけ、働いている二人はインド人でした。広い店内の奥に大きなスクリーンがあって、インドのポップミュージックのビデオクリップ(?)が流れていました。言葉はまったくわかりませんでしたが、とてもおもしろい音と映像でした。食事はリーズナブルな値段で生ビール、インドのせんべい(?)、グリーンサラダ、カレーに大きなナン(いつもスーパーマーケットで買うものの2倍くらいの大きさ)がついてきて大変満足しました。食後はホテルの部屋で自宅からもってきたオペラのDVDをパソコンで見ました。翌日になって気づいたのですが、ホテル近辺には中華料理店やベトナム料理店などが数件あり、道端で話しこんでいる人も外国人ふうだったり、言葉が中国語の人がいたりで少し驚きました。徒歩30分ほどしか離れていない所に20年以上住んでいながらこの界隈の雰囲気を今まで知らなかったことに驚きました。結局3泊したのですが、ちょっとした小旅行のようで楽しく過ごすことができました。

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