歌姫コンシュエロ

 必要があってジョルジュ・サンドの『歌姫コンシュエロ』の翻訳を読んでいます。もう何十年も前、卒業論文を書くためにこの本の原作を読んだのを思い出しました。1冊400ページ(クラシック・ガルニエ版)近くある本を上下2冊、それに続編1冊を辞書を引きながら夢中で読みました。卒論ではそのごく一部をとりあげたのですが、そこの部分に関してだけは、メモを取りながら1章ごとに舐めるように進んだものでした。その当時と比べると、今はサンドの翻訳がたくさん出ていて、その気になれば容易に日本語で簡単に読めるようになっています。サンドの知名度は当時と比べると確実に高くはなっているのですが、彼女を取りあげて卒論を書く学生さんはどのくらいいるのでしょうか。

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