やっと復活?

 ここ3ヶ月ほど、近年にない不調に見舞われました。最初のうちはめまいや吐き気、胃腸の障害のみだったのですが、だんだんメンタルも下降していくのが自分でもわかりました。精密検査を受けて、肉体的不調の大きな原因が右耳の内耳にあることが10日ほど前に分かったのですが、もうその時点の私の最大の問題は心の状態に移っていました。あらゆる悪い可能性を考えてしまって何もできない、でもひとりで横になっているとさらにそれが悪化する、外に出るとめまいがする…。 お医者さんに薬をもらい、動悸が激しくなるなどの緊急時にそれを飲みました。

 この惨憺たる状況からの浮上のきっかけは、1週間ほど前に友人ふたりが夕食持参で訪ねてきてくれたことです。本当に久しぶりに、自分の健康とは関係ないことについて大いにしゃべったり笑ったりしました。その翌日は少し気分の揺り戻しがあってちょっと憂鬱にもなりましたが、外に散歩に出たとき、港の遊覧船(いつも見ているもの)が目に入って、「来年春のクラブの遠足は、遊覧船に乗ってクルージングしたあとで海洋博物館に行ったり中華街で昼食というプランはどうだろうか」といつのまにか来年のこと(悪い予想ではないもの)を考えている自分に気づきました。ここ1ヶ月ほどで初めてでした! 

 やっと「普段の生活」に戻ってきつつあるようです。あまりあせらず、のんきに1日1日を楽しく過ごしたいと思います。

 

1 Replies to “やっと復活?”

  1. 吉川(高知)

    今はお元気になられたのでしょうか。
    心の下降線は、なかなか厄介ですね。

    心のリカバリーに役立ちそうな映画を2本ご紹介しておきます。
    1本は、ご覧になっているかもしれませんが是枝裕和監督の旧作「歩いても歩いても」。家族のめんどくささ、可笑しさ、愛おしさが感じられる作品です。主演は阿部寛で母役は樹木希林。好き勝手に振るまっている希林さんを見るだけで吹っ切れます。

    もう1本は畑違いの古いアメリカ映画ですが、シドニー・ルメット監督の「ファミリー・ビジネス」。ショーン・コネリー、ダスティン・ホフマン、マシュー・ブロデリックという3世代の名優が出て、それぞれに見せ場があります。ファミリー・ビジネスとは泥棒家業のことで、犯罪映画でありながら暴力はほとんどなく、家族の映画であり移民の映画でもあります。

    配信かDVDでご覧になれればいいのですが。でも、耳が不調の原因ということでしたので、ドラマを見るのもシンドイかもしれませんね。

    お大事になさって下さい。

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